【職録】IT業界 ディレクターの種類

この記事では、IT業界のディレクターの種類についてお話しします。

IT業界のディレクターと言えば、まずはWebディレクターが思い浮かぶかと思います。IT業界のディレクターはとりあえず「Webディレクター」と呼んでしまうことも多いですね。

けど求人を見てみると、Webディレクター・開発ディレクター・コンテンツディレクター・運用ディレクター…といろいろな呼び方のディレクターが出てきます(まだまだありますw)。

何が何だか…って感じだと思うんですが、結論を言うと会社や部署によって呼び方も・やることもまちまちなだけですw。ですがなんとなくのイメージはあります。この記事では各ディレクターが一般的にやることを簡単に紹介してみます。

IT業界のディレクターのイメージをつかむ参考にしてくださいね。

ディレクターの仕事

まずどんな呼び方のディレクターでも「進行管理」と「調整業務」はやります。まあディレクションそのものですね。ディレクターの呼び方は、扱う対象によって変わることが多いです。

例えば開発を担当するディレクターは「開発ディレクター」、記事や動画などを担当するディレクターは「コンテンツディレクター」といった具合です。

ただ前述しましたが会社や部署によってディレクターの役割が違うので、A社のWebディレクターとB社の開発ディレクターが似たことをやっていたり、同じ部署のWebディレクターでも企画担当、開発担当のように分かれていたりします。

なのでディレクターの仕事を探すときは、求人票や面談で何をやるディレクターなのかをよく確認する必要があります(開発が得意なのに入ってみたらキャンペーン企画ばかりだった…というのはよくある話です)。

とはいっても一般的にディレクターの作業範囲は広いものです。極端な話だとエンジニアリングとデザイン以外の作業はすべてディレクターみたいな感じもあります(要は雑用係なんですよ)。

なので面談では「このポジションで特に力を入れてほしい業務はなんですか?」と聞いてみましょう。おおよそなんの作業を多くやるかが分かります。要は作業比率が大事!

開発業務が得意で企画業務は苦手でも、開発業務が90%なら大丈夫!業務の中でちょこっと不得意な部分が出てきても何とかなっちゃいますw

IT業界のディレクターの種類

前提として、各会社で呼ばれ方がまちまちなのでここに載っていないディレクターもいっぱいいると思います(網羅は無理です…ごめんなさい)。ディレクター業務の理解の一助になれれば嬉しいです。

Webディレクター

企画・設計・進行管理・マーケティング・運用・チーム運営…など、Webサイトに関わるあれこれをディレクションします。

下に出てくる各ディレクターの業務は、Webディレクターの業務を切り出して専任化したものがほとんどです。それぐらいなんでもやる可能性があるポジションです。

ただIT業界のディレクターの総称という面も強いので、実際の職場ではおおよやる範囲が決まっていることも多いです(ビビらなくて大丈夫)。

開発ディレクター

主にWebサイトやシステムの機能開発を担当するディレクターです。

主な業務は開発の進行管理・開発に関わる調整です。エンジニアとのやり取りが多いのも特徴ですね。あと企画担当と相談して、サイトやシステムの仕様を決めたり設計書を作成したりします。

開発寄りのディレクターなのでマーケティングに関わる作業が少ないのも特徴です。エンジニア出身で、自分でゴリゴリコードを書ける人もいます。

あと後述するプロジェクトマネージャー(PM)とやることが似ています(違いがある部分はPM項目で書きます)。

職場によってはPMの配下に開発ディレクターがいたり、PMのことを開発ディレクターと呼んでいたりいろいろです。

コンテンツディレクター

Webサイトに載せる記事・動画・ゲーム・漫画などコンテンツを扱うディレクターです。

記事を扱うコンテンツディレクターを例にすると、記事のレギュレーションを作成したり、編集者やライターの採用をしたり、編集者・ライターの進捗管理をしたりします。

サイトやシステムの開発にガッツリコミットしないので、IT知識が豊富じゃなくても何とかなります。それよりもコンテンツについての詳しさだったり、コンテンツの管理能力が求められます(納期とか本数とか)。

ヒットするコンテンツを生み出したり、納期通りに必要なコンテンツ数を揃えるよう調整するのが役割です。

運用ディレクター

何かを作るというよりは、サイトやアプリの更新・運営をメインに担当するディレクターです。

オペレーター(更新担当者)に指示を出してサイト・アプリを更新したり、更新内容に問題がないか・更新した内容がちゃんと反映されているかをチェックしたりします。

ECサイトを例にすると、商品を差し替えたり・商品価格の変更したりします(ECサイトはしょっちゅう更新作業が発生します)。

営業担当とのやり取りも多いですね。営業担当を通してメーカーから素材をもらうとか・更新の計画を立てるとか。あとオペレーターの管理役を兼ねることも多いですね。

運用は定型化されてるものも多いけど細かい対応が必要な業務です(トラブルが発生すると即時対応が必要になる)。開発・制作とは別の大変さがあります。

Webマーケター(マーケティングディレクター)

Webマーケティングを担当するディレクターです(ここではWebマーケターと呼んでしまいます)。

キャンペーン企画をしたり・メルマガを打ったり、Webサイトを成長させるための施策を考えて実行します。主にプロモーション関連のディレクションをやります。

Webディレクターがこの役割を兼ねることも多いです。Webマーケターをマーケティングディレクターと呼んでる会社もあります。

ある求人サイトのカテゴリー分けだとWebディレクターをマーケティングカテゴリ―に含んでいました(Webディレクターは制作側な気もしますが捉え方はそれぞれですねw)。

広告ディレクター

Webサイトやアプリの広告部分を担当するディレクターです。

広告部分はWebディレクター・Webマーケター・運用ディレクターが担当していることも多いです。普通の会社だと広告専任のディレクターはあまり見ないですね(知らないだけかもしれませんが…)。

ただWeb広告を専門でやっている会社では広告のディレクターがいます(ダルマもやってました)。Webサイトやアプリの運営会社から依頼を受けて、ページに表示させる広告を調整したり、ページに新しい広告枠を設置したりします。

Web広告の運用ディレクターみたいなイメージです。

アプリディレクター

アプリの開発や運用を担当するディレクターです。

Webサイトと同じことをアプリでもやりたいというオーダーが多いので(表示する内容や機能とか)、Webディレクターがそのままアプリのディレクションをやることも多いです。

けどアプリとWebサイトってかなり違うので、Webサイトと同じノリでディレクションするとけっこう苦労します(Webサイトとアプリで向き不向きがあるんですよ…)。

あとアプリディレクター向けの書籍は少ないですね(Webディレクターの書籍はわりとあります)。なのでアプリディレクションは場数で鍛えるみたいなところがあります。

ただアプリはユーザーを囲い込みやすいので、アプリ開発・運営に力を入れてる会社も多いですね。なのでニーズはあるし、熱い分野のディレクターでもあります。

SEOディレクター

SEOを担当するディレクターです。

SEOに力を入れている会社だと専任でSEOディレクターがいたりします。通常は会社ごとにSEOや制作のルールがあってそれに従ってWebサイトを作ります。

ただどんな会社でもSEOに詳しい人は何人かいるはず。ディレクターだったり・エンジニアだったり・マーケターだったり…。

あとSEOを生業とするコンサルティング会社もあるので、そういう会社ではSEOコンサルタントと呼ばれる人がいますね。

いずれにしてもけっこう特殊なディレクターだとは思います。

アートディレクター

クリエイティブ(サイトやアプリの見た目や広告バナーとか)のディレクションを担当するディレクターです。

時々求人でアートディレクターの募集を見ますが、数としては少ない印象です。聞いてる感じデザイナー出身の方が多そうですね。

社内のデザイングループのリーダーがこの役割を担っていることも多くて、サイトとやアプリのデザインの方向性を決めたり、サービス全体のレギュレーションの作成・運用したりもします。

通常キャンペーンのLPや広告バナーのクリエイティブチェックなどはWebディレクターがやる場合が多いです。

ディレクターと役割が近い職種

こではディレクターと役割が近い、プロダクトマネージャー(PdM)・プロジェクトマネージャー(PM)・プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)について、かる~く・かる~く触れたいと思います。

プロダクトマネージャー(PdM)

プロダクト(Webサイトやアプリ)を生み出したり・グロース(発展)させることがミッションです。最近出てきたポジションなので会社によって立ち位置が違うと思います。

ダルマはPdMがいる職場を2つ経験していて、ひとつはプロダクト総責任者みたいな役割(手は動かさず営業をしたり全体を指揮する)。

もうひとつはプロダクト周りのマネジメントをする役割(最近の求人を見てるとこちらが主流かな?)。ここではダルマもやったこちらのPdMについて扱います。

PdMの業務はプロダクト開発や運用の進行管理がベースにありますが、プロダクト開発・成長に必要であればほんとに何でもやります(企画・設計・進行管理・マーケティング・運用・チーム運営・コーディング・デザイン・分析)。

ここまで各ディレクターの役割を紹介したきましたが、それらの仕事をほとんどやるのがPdMです。なので一度PdMをやると結果的にいろいろなディレクターの経験が積めます(おいしいと取るか・大変と取るか..)。

印象的にはWebディレクターの上位職種みたいな感じですね(ぶっちゃけ何でもかんでも詰め込み過ぎだろとも思いますがw)。あと単価もディレクターより高いし、少しずつ求人も増えてきているので今後より広がっていくポジションだと思います。

プロジェクトマネージャー(PM)

開発プロジェクトの責任者です(ここでは開発プロジェクトのPMについてだけ扱います)。

開発の進行管理・仕様設計をやるという点では開発ディレクターと同じですが、PMは責任者開発ディレクターは役割という違いがあります。

なのでPMにはメンバーを外す権限があったり、PM配下に開発ディレクターがいるチームがあったりします。

情報処理推進機構のプロダクトマネージャー資格が、情報処理技術者資格や応用情報技術者資格の上位にあることから、基本的にはエンジニア出身者がなる想定のポジションです。

エンジニア出身じゃない人がやることもありますが結構大変です。技術的なことも含めて次々発生する問題をバシバシ判断する必要があるので。

あと基本的に無茶苦茶忙しいポジションです。余談ですが、一緒に仕事をしたPMに「有給取ることってあるんですか?」って聞いたら「あるよ?風邪ひいたときとか」って返されましたw(榎本さん元気かな…)

プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)

ザックリと言ってしまうとPM補佐的なポジションです。開発周りの雑務をやります。ここでは開発プロジェクトのPMOについて扱います。

※PMOはいろいろな形態があるので詳しくは他のサイトとかで調べてください(ここでやると長くなり過ぎる)。

PMOはPMに代わって進行管理をやったり・ドキュメント作成をしたり・会議を運営したりします。極端に言うとPMは判断・決断することが一番の仕事なので、それ以外の雑務をPMOがやることでPMを支えます。

個人的にはWebディレクターとスキルセットが近いなと思っています。大きく違うのはマネジメントする規模です。Webディレクターは~十数名、PMOは~数百名をマネジメントすることがあります。

なのでPMOの面談では「最大何名規模のプロジェクトをマネジメントしたことがありますか?」と聞かれることが多いです。

あとPMOの求人だとコンサルスキルが歓迎されます。なのでPMOは開発出身者とコンサル出身者がいる感じですね。PMOは比較的求人量も多く・単価も高いので自分にあうなら長く続けられる仕事だと思います。

まとめ

自分の経験を軽くまとめるつもりで書き始めたけど、こんなに多くなるとは思わなかった…。思い返すとほんとにいろいろなディレクターがいたなw

けどディレクターとかマネージャーの基礎は「進行管理」と「調整」です。そこさえできていれば、あとは苦心しながら何とかする感じでもあります。ダルマはとりあえず来た依頼を全部やってみた時期がありました。

あとディレクターは依頼したり・管理したりするので役職だと思われることがありますが、ディレクターは単なるポジションです。企画者・営業者・デザイナー・エンジニアと並列なんですね。全然偉くない。というか他の職種の御用聞きみたいなこともやります。

ディレクターの魅力としては、上から下まで全体に関われる部分かなと思います。あとサイトやアプリ開発・運用の主体者であり・推進者なので受け身の人は向いてないですね。フットワーク軽く自ら進めていく人は特に向いてます。

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